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2017年02月19日

麒麟児「阿麻和利」とローマ帝国コインの謎/前編

さてと、解体屋のおじさんです、こんばんは。
今日はですね、先に中国や日本などの東アジアの話を少しだけ。

タイトルにも書いている「麒麟」あるいは「鳳凰」、これらは、中国の言い伝えで「天子(すなわち皇帝)が現れた時に出現する聖獣」のことを言うのでして。
そう、阿麻和利は「天子に次ぐもの」という噂されていたのです。それくらいの名君であったと。
ちなみに内地こと日本も、平等院鳳凰堂や金閣寺などで「鳳凰」を使っています。
麒麟は、現実のキリンが来るのは明の時代の更に後半までいかないと出てこなくて勝連の時代とは重ならないので、伝説上の生き物という認識だったのでしょう。

そして阿麻和利は麒麟児と噂されてたと・・・

・・・後醍醐天皇みたいに、自分で名乗ったのでないことを祈る・・・(待て)

いや、まあ、後醍醐天皇は、天皇というよりは本当にEmperor(皇帝)でして、あまりの行動力に周囲が振り回されっぱなしな感じですが、阿麻和利は、さて、どうでしょうかね?

さてと、マラッカ王国と勝連の話になりますが。
明の鄭和艦隊保護下において成立したマラッカ王国なんですが・・・
って、また鄭和か(汗)この方、この時代だと活躍しまくりだな(汗)

鄭和と阿麻和利が面識が有ったかどうかは不明です。風のうわさには皇帝の命令を受けて艦隊を指揮してしている宦官がいると聞いてはいるでしょうが。

そして、ここがポイントなんですが、阿麻和利は明の皇帝から「汝を封じて山北王と成す」という勅命を受けてない。琉球国王は「中山王」の勅命を受けているのに。そして明は朝貢貿易以外の貿易を禁止した。阿麻和利に関しては、中国と勝連の直接貿易の可能性が、かなり低いのです。

なので、世界中をぐるぐる回って貿易相手国を探していたわけです。マラッカ王国なら朝貢貿易以外は禁じてるとかは無いので、可能性が高い、と。

そして阿麻和利。
えー・・・俺が書くとウチナーヤマト口がかろうじて使えるかな?くらいで、首里言葉とか無理っぽいんだが・・・んー・・・なんかないかな?
あ、いいもの発見。あとでURL書きます。
こんな感じになるかな?

阿麻和利 「なまチチのマラッカ王国との貿易んかいや、ちゃんぐとぅー品が入ってたのかみ?」
臣下   「なまチチや「・・・・・(色々と並べて)鉛の装飾品も有りまして・・・」シチャの通りんかいなります。」

こんなやりとりだったのでしょうが・・・勝連の方言だと微妙に違うか(汗)
こちらを参考にしました。

もんじろう
http://monjiro.net/

さてと、今日はこのあたりで失礼します。
ローマ帝国コインの話は、あと一回書きます。

ラストは阿麻和利、護佐丸の乱。
では、朝のコーヒータイム、お先に失礼します。

( ^^) _U~~


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Posted by white_yamada at 05:05│Comments(0)歴史
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