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2016年04月10日

英祖王統と天孫氏/琉球王国の束の間の平和編

さてと解体屋のおじさんです、今晩は。
今日はですね、清和源氏の禅譲後の王統、英祖王とその子孫の話を書いておきますが。

いま中山世鑑開きましたが、しっかりと明記されておりますね。英祖王は「天孫氏」です。
つまり、沖縄神話の阿摩美久が天帝に願って男女の神が降臨し、沖縄の風と女神が交わってできた正統の国王の子孫ということになります。

中山世鑑には、しっかりと沖縄の風と女神が交わって、と書いております。
いきなり変なことを書きますが、どこの風と交わったのでしょうか?(笑)

東風(こち)南風(はえ)西風(ならい)北風(あなじ)と、まあ、四つあります。
西風と北風はメジャーじゃないから、こちかはえかな?

あと、日琉同祖論的な話をしますと、菅原道真の句「東風吹かばにほひおこせよ梅の花主なしとて春を忘るな」の東風も「こち」と言います。

舜天王統デッチアゲ説をしゃべってるから、俺は中国よりじゃないか?という疑い持たれかねないので言っておきますが、俺は日本と沖縄は一つだと思っております。文化的にも言語学的にも政治的にも。

沖縄は日本語文化圏です。なので中華文明圏には属さない。ここしっかり書いておきますね。
ただし、文化的には中国の影響も入っております。今日はそこを書いておこうと思います。

さて、英祖王ですが。英祖王の統治は万全だったらしく、中山世鑑の記述だと久米島、慶良間諸島から朝貢までされてます。
英祖王の御代は繁栄の一途をたどったと。

なので、そこで話は止めて、神話に戻ります。
仮説ですが、阿摩美久が願った男女の神は中国の渡来系で、現地(沖縄)の按司と交わってできた子孫のことを天孫氏と呼んでないか?
つまり、言語学的には日本になるので、神話で琉球王国は日中両属の根拠を生んだということです。

あ、ねんのため。大和の方にだって中国や朝鮮半島から渡来してきた人山ほどいますから、だから中国の属国になるべきなんて主張しませんよ。沖縄は日本です。

でもね、歴史勉強していたら、こういった仮説を唱えてみるのは楽しいですよね。一つ一つジクゾーパズルを解いているわけです。
さて、今日はここまでにして、来週は英祖王の子孫の話をしたいと思います。

朝のコーヒータイム、お先に失礼します。
( ^^) _U~~


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Posted by white_yamada at 03:58│Comments(1)歴史
この記事へのコメント
正確に書くと風を縁として、ですね。<女神/中山世鑑
ま、でも、神話なのでこういう仮説もありでしょう。
Posted by white_yamadawhite_yamada at 2016年04月10日 04:21
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